季節を考える

2009 年 6 月 6 日 11:22 PM /by Chiharu

昨日はH様がフォーマル用の新しい1着として、

DORMEUIL GABADINE AND PLAINの

ブラック3ピースをご注文。

着用シーズンを考えて、いつも間に合う時期に

オーダーされています。

 

年齢を重ねるごとに増えてくるフォーマルな席。

ちょっとわからないことがあってもインターネットや

本なんかで調べることができるので、そんなに間違いは

おかさないと思います。

でも、季節にあったものをきちんと選んでいるでしょうか?

そんなに頻繁に着ないものですが、 春・夏用、秋・冬用と

季節ごとに用意しておくのは当たり前ですね。

もちろん、ビジネスにおいても遊びでも。

季節を考えていない方がけっこう多いのは問題です。

 

例えば

招待状のドレスコードに「ブラックタイ」とあったので

タキシードを着用

そこまでは、みなさん当たり前にしていると思います。

けど、タキシードを1着しか持っていないからと

夏なのに、秋冬用を着ていく・・・。

とか

友人の結婚式に出席

室内だから冷房も効いてるし、大丈夫!

なんてことを言う人に会ったことありますが

ありえません!

 

真夏のお葬式 

暑くて汗をぬぐってばかり・・・

そこに故人を偲ぶ気持ちがあるのでしょうか?

 

傾向としては秋・冬用は用意しているけど、

春・夏用をお持ちでないという若い方が多いような・・・

そして、スーツは何故か別物にされている気がします。

スーツでもカジュアルな洋服でも着物でも

“着る”ものであって、なんら変わりはありません。

夏に毛皮を着たり、真冬にノースリーブとショートパンツ

なんて方、いませんよね?(いたらごめんなさい)

自分自身が暑かったり、寒かったりすることで

着る洋服を変えているのに、スーツを着なければならない

時にはそうじゃないっておかしい。

自分も周囲の人も不快ですよね。

誰かとその場を共有するということは、相手も自分も

心地よく楽しく過ごせなければ!

 

装いにはいろいろな決まり事がありますが、

意外と流行したものが定着して、ひとつの決めごとに

なっていたりして、歴史をみていくとおもいしろいです。

けど、それらが受け継がれているのは、必要だからです。

一人で生きていくことなんてできないものっ!

仕事でも遊びでも時間を共有する人達が

不快な気持ちにならない装いと立ち居振る舞いは

社会で生きていくには必要なことなのです。

 

ただ 自分の好きな格好をするのではなく、

その場に相応しい装いをするということをきちんと理解し、

そこに自分らしさをプラスしていくことが、周囲の人を

喜ばせ、自分自身の喜びにもなる。

はずかしくない装いをしていれば自身にもなり、

その場を思いっきり楽しめますしねっ♪

 

それから・・・

パーティー、結婚式、ビジネスといった大きなくくりだけでなく

時間帯や同席する方によっても装いは変わってきますし、

日本では通用しても外国では通用しないことも多くありますので

注意してください。

わからないことは、放っておかずにどしどしご質問ください。

楽しくお伝えしていけるように、もっともっと勉強します!

 

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パーティーにはほとんど行かない!という方も

知ってて損なことはありません。

 

まずは、普段から!

季節に合わせた装いを愉しみましょう♪