新ライン

2012 年 1 月 19 日 8:09 PM /by Oguri

僕は、今まで最高の物作りを目指してました!

世界に誇れる日本のスーツスタイル!!!

スーツにしても靴にしても、オ〜バ〜〜〜スペックだと言われようが、

僕たちにしか出来ない技術、デザイン、着心地を追求する事が僕の役目だと思っていました。

しかし、関さんの引退に伴いこれから先、最高のスーツスタイルを求める事は出来ません

(私的考え)。

なぜなら、僕の考える最高のスタイルは、

スーツ、靴、シャツ、鞄、ベルト、ネクタイ、カフス(etc)・・・

とすべてが揃って成り立つ!!!!

どれがかけても、それは僕にはあり得ない(今の所)

でも、僕は職人である。

これから先も、関さんの靴をお持ちの方々のため最高のスーツを作って行きます。

もちろん最高のスーツスタイルに欠かせないシャツ、鞄、ベルト、ネクタイ、カフス(etc)も

創り続けます。

しかし、世の中の誂え、オーダー、Bespoke という考え方には、

僕の追い求める職人の技術というのはオーバースペック(スーツ)だという事が、

沢山の方々のおかげで理解出来ました。

昨年のスーパークールビズの影響も有り、

スーツやジャケットに対する価値も変わってきました。

僕の作るスーツスタイルは、キメキメ過ぎて疲れるとまで言われちゃいました(笑)

その方曰く、着ていてじゃなく精神的に疲れると!!!!

もっと、肩肘張らないスタイルがエエと!!!!

僕が求めていたのは、ダンディズム!!!男は男らしく、女は女らしく!!!

それを実現させるのは、職人の技術だと確信していました。しかし、現実は違う!!!

今までのスタイルは継続しながら、あらたなカジュアル感の有る仕立て!!!

八刺し、星縫い、手穴などの細かさ、身返しの仕様、ポケットの細かな柄合わせや、

これはさほど問題ではなかった。

それよりも、いかにスピーディーに仕上がり、柔らかくカジュアル感の仕立て!!!

そして安く(金額)!!!

でも、顧客の皆様がすべてそういう方であるわけでもない。

上目指せよ〜〜〜て言われる方も少数ですがいます。

そういうわけで、ノーマル仕様(世間の手製のテーラーが普通にやっている)を

追加する事にしました。

スペックは仮縫い有り、台場は丸台場もしくは大身返し、総裏、手穴、

星入れ(フロント、上衿、ポケット)、身返しのポケット4個、ポケットの作り込み、

ノーマル(ミシン)、閂、 D閂有りと普通の作り方です。

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八刺し

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ホシ入れ

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見返し

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腰ポケット(縦横 柄合わせ)

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後ろ身 前身 口布継がない

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継続して裁断は僕が担当します。

ミシノ箇所が増えたというよりか、手で補う箇所を通常の作り方に戻しました。

手で縫わなきゃいけない要はそのまま継続しています。

これで、幾分買いやすい値段になったと思います。

そんなこんなで是非、チャレンジしてください!

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